ニュース

電気工事士試験に合格・中央中2年の鈴木君

2013.3.25(越谷市)
ニュース写真
 越谷市立中央中2年の鈴木武望君(14)が第2種電気工事士試験に合格した。試験は筆記と技能があり、高卒程度の学力が必要とされるが、鈴木君は独学で1度の試験でパス。このほど埼玉県知事から免状を交付された。第2種電気工事士は一般住宅や店舗などの600ボルト以下の電気を使用する施設での電気工事に従事できる資格。
 同試験は経済産業大臣から指定を受けている、一般財団法人・電気技術者試験センターが年2回、試験を実施している。鈴木君は昨年10月の下記試験を受験した。筆記試験は電気に関する基礎理論から配線設計、施工方法、法令など多岐にわたり、主に数学や物理の力が試される。50問の問題が出され、30問以上の正解で合格。筆記合格者は別の日に技能試験があり、電線の接続や配線工事などが行われる。
 鈴木君は父親の武津雄さん(48)が電気工事関係の仕事をしているため、興味を持ち、「大人になったときに、何か資格を持ったほうがいい」(鈴木君)と考え、昨年3月から勉強を始めた。書店で売っている問題集を購入し、自宅で勉強した。鈴木君は「中学校での数学は苦手ですが、問題集の解説をじっくり読んで、理解した」。そして、分からない場合は父親に聞いて教えてもらった。
 中学校では柔道部に所属しているが、部活を終え、帰宅後に毎日2時間、計算問題や配線図の勉強や実技試験に向け工具を使っての練習などもした。実技は時間だけでなく、見た目のきれいさも重視され、電線をきちんと整えるなどにも配慮した。鈴木君は「配線図を理解したり、書いたりするのが難しかった。実技は意外と力のいる仕事なので、大変でした」と振り返る。
 昨年10月の試験は会場には中学生らしき人はだれもいなくて、不安と緊張だったが、冷静さを失わず、勉強の成果を発揮した。「勉強の途中で何度もやめようと思いましたがあきらめないで合格できて、よかったです。将来は物をつくるのが好きなので、車に関する仕事に就きたい。また、料理にも興味があるので、今度は調理師試験に挑戦したい」と鈴木君は新たな目標を見つけたようだ。
 母親の桂子さん(46)は「息子は生まれて初めての試験で、緊張したと思いますが、頑張りました。次の目標も見つけたようなので、何でもチャレンジしてもらいたい」と目を細めていた。

>戻る