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東日本大震災風化させない・20日に市民の復興イベント開催

2013.3.11(越谷市)
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 東日本大震災を風化させない。あの大震災からきょうで2年。越谷市南越谷でビジネスホテルを経営する、関森初義さん(58)は20日午前11時から、越谷サンシティ・大ホールを会場に、震災復興イベント「心に響く、文化の絆を」を開催する。幼児や高校生から高齢者まで、市内や近隣の歌や踊りの団体や市民合唱団など市民による文化発表で震災からの復興を祈念する。舞台では被災地の福島県相馬市の尺八・篠笛奏者を招くほか、福島県で暮らす人による「被災地の現況」の報告もある。会場には越谷市内に避難している住民約300人を招待する。越谷市と同市教委、同市文化連盟の後援で、主催者の関森さんは、当日の多くの市民の参加を呼び掛けている。

 関森さんはビジネスホテルを経営する傍ら、国際ロータリー第2770地区(埼玉県南東部)の第8グループ(越谷市)のガバナー補佐(リーダー)を務めるロータリアン。今回のイベントは関森さん個人が主催し、各地のロータリークラブの協力を得て企画された。関森さんは「東日本大震災から2年が経過しました。未曾有の大被害は今も、この目に焼き付いて離れません。時間の経過とともに風化してしまう恐れもありますが、越谷市内にもたくさんの避難者の方が暮らしており、今だからこそ、忘れてはならないとイベントを考えました」と関森さん。
 イベントを企画するにあたり、日ごろ付き合いのある市内の5つのロータリークラブ=RC=(越谷、越谷南、越谷北、越谷東、越谷中)の協力に、関森さんが所属する越谷北RCの姉妹クラブでもある、福島県の浪江RCも協力。さらに市内の文化団体の協力や関森さんが会長を務める阿波踊りの「よみうり大花連」なども参加して、幅広い層の市民が協力する形でイベントを作り上げた。
 当日は第1部パート1が、越谷市文化連盟と埼玉県文化団体連合会メンバーによる、ハワイアンダンス、日本舞踊、邦楽、花笠音頭、黒田節などの発表。同パート2では、「よみうり大花連」による阿波踊りの発表。福島県相馬市の邦楽家・金藤暢彦さんによる尺八・篠笛の発表。福島県のロータリー関係者による「被災地の現況」の報告。ステージの最後には、サンシティ市民合唱団や埼玉東萌短期大学生らによる100人合唱・ベートーベン「交響曲第9番」がある。
 このほか、地元の県立越谷南高校、同越谷東高校、獨協埼玉高校のインターアクトクラブ生徒による「東日本大震災被災者支援」のための募金活動がある。さらに、読売新聞社による「東日本大震災報道写真展」も大ホールロビーで展示される。岩手県、宮城県、福島県など被災した当時の写真約60点を展示する。会場には、越谷市内に避難する住民約300人を招待し、ステージを見てもらう。
 関森さんは「ステージは、過去から現在、そして未来への架け橋となるようにストーリーを考えました。被災者の中には、先の見えない暗闇の心の世界で生活をしている方もいる。このような状況をかんがえる時間が必要です。東日本大震災があったことを絶対に風化してはいけない。このイベントで皆で考える機会にしたい」という。
 イベントは入場無料で、だれでも入場できる。越谷市内でこれだけ大規模な市民参加の東日本大震災の復興支援イベントは初めての試みで、多くの市民の参加が期待される。
 <問い合わせ>国際ロータリー第2770地区第8グループ・インターシティ・ミーティング実行委員会TEL975・9898、FAX977・3741。
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