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越谷の表玄関9月15日に完成・越谷駅東口再開発

2012.8.27(越谷市)
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 越谷市の東武スカイツリーライン(伊勢崎線)・越谷駅東口の再開発事業が来月完成。再開発ビル「越谷ツインシティ」が9月15日にオープンする。29階建て高層タワーマンションをシンボルに33万都市の玄関口が新たにできる。越谷駅東口市街地再開発組合(高藤矧理事長、組合員41人)が施行のビッグプロジェクト。総事業費は256億円。構想から約20年を経てようやく完成し、以前の賑わいを取り戻そうと、地元住民の大きな期待がかかっている。

 越谷駅東口は戦後、東京のベッドタウンとして急成長。そのため、低層の住宅と中高層のビルなどが無秩序に立ち並び、商業店舗や住宅が混在した区域だったため、駅前という好立地でありながら、そのポテンシャルを生かせず、賑わいも薄れつつあった。そのため、都市計画道路や駅前交通広場などを一体的に整備し、活性化を目的に再開発事業に着手した。
 オープンする再開発のシンボル「越谷ツインシティ」は29階建ての高層マンション(住宅397戸)のA街区と公共施設、駐車場などがある地上5階建てのB街区を連絡高架橋で結び、駅前の立地条件をフルに活用したコンパクトな機能、快適な居住性を併せ持つ都市型シティビル。
 A街区1階には、商業施設の「カスミ」が入り、そのほかドラッグストアやカジュアル衣料やアクセサリー、生活雑貨の店も入り、日常生活をサポートする。さらに獨協医大の「人工透析センター」も開設される。B街区には6月に「越谷市市民活動支援センター」や「図書館」「パスポートセンター」などの公共施設がすでにオープンしている。
 同再開発事業開始は1991年5月までさかのぼる。地権者らで「準備組合」を設立し、駅東口の約2・6fを整備することになった。当初は再開発ビルの目玉として百貨店の進出も予定されていたが、経済不況のために断念。紆余曲折を経て、住宅棟(マンション)をメーンにした建物に変更された。2007年11月に再開発組合を設立し、2010年3月に着工した。
 駅前ロータリー広場には、1920年の「越ヶ谷駅」(現在の越谷駅)の開業を祝って建立した記念碑も40年ぶりに戻ってきた。御影石(高さ2b85a、幅36×37a)で「越ヶ谷駅停車場新設記念」と彫られ、当時の寄付者の台座に刻まれている。同駅前拡幅整備により1972年に記念碑は久伊豆神社に移転されていた。昨年11月に同組合で記念碑の復活を決め、茨城県内の石材業者で修復し設置された。
 記念碑復活に奔走した一人、同組合副理事長の大野光政さん(71)は「この記念碑が(越谷駅の)古い歴史を知り、これからも新しい街づくりのきっかけになれば」と話していた。9月15日午前9時から、関係者らが集まって完工祝賀式典が開かれる。越谷市の玄関口として、中心市街地の賑わいが期待される。

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