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生徒が「ピザ回し」に歓声・世界チャンプ赤荻さんが栄進中で指導

2012. 8.20(越谷市)
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 越谷市立栄進中学校(飯塚敏雄校長、生徒988人)で7日、加須市在住のピザアクロバット世界チャンピオンの赤荻一也さん(30)による「ピザ作り教室」が開かれ、同校の家庭科部や生徒会役員の生徒ら25人が参加した。各分野で活躍中の埼玉ゆかりのプロを「学びと体験の教室」の講師として派遣する県の「青少年夢の配達便事業」で実施された。
 同中の調理室を会場に開かれた教室はまず、赤荻さんからピザ作りの説明があり、生地を伸ばしたり、トッピングしたりなどを実際に生徒の前で披露した後、テレビなどでもおなじみの「ピザ回し」の技を生徒の前で見せて、歓声が上がっていた。
 続いて、生徒全員が実際にピザを手作りし、赤荻さんの手ほどきを受けながら、調理に挑戦した。調理、試食が終わった後に、赤荻さんから「夢の実現に向けた話」があった。赤荻さんは「私は天才ではない。ほかの人の倍の倍、努力をした。世界チャンピオンになるという夢をあきらめなかったから実現できた」や「中学生は(勉強や部活で)できないことが多くても、できることをやればいい。そして、相手を思う気持ちが大切だ」との言葉に生徒は熱心に聞き入っていた。
 体験した生徒の1人、家庭科部長の立沢佳奈子さん(3年生)は「赤荻さんのアクロバットは間近で見ると迫力があって驚きました。天才といわれている人は人一倍努力をしていることを教わりました。私も自分の夢を持ち、前に進んでいけるよう努力をしてきたい」と感動した様子。
 生徒会副会長の小磯ゆきなさん(2年生)は「ピザ作りは楽しくて、おいしかったけど、赤荻先生の『人の倍の倍努力する』や『夢をあきらめない』などの言葉に感動しました。私には音楽の先生になるという夢があります。これから何があってもあきらめないで頑張ろうと思いました」と笑顔で話していた。
 家庭科部顧問の小池昌代教諭と塚田由美子教諭は「赤荻先生の話を聞いて生徒たちが生き生きとしていた。あきらめずに夢の実現に向け努力をするという言葉が生徒たちの心を引き付けたようです」と話していた。同教室の模様はビデオレターにして、昨年から交流を続けている東日本大震災の被災地・岩手県宮古市立河南中学校へ生徒がメッセージを添えて贈ることにしている。
 赤荻さんは加須市在住のピザ職人。栃木県小山市の調理師専門学校を卒業後、イタリア料理店に勤務。ピザ生地を指先で回す技に来店した子どもが喜ぶ姿に感動し、2004年からピザ職人になった。2012年のピザ世界大会では、500cの生地を片手で回し続ける時間を競う「ロンゲストスピン」で大会記録を1分更新する4分15秒で4連覇を達成している。

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