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東越谷調整池周辺を「四季の里」に・増林地区住民が整備し花壇に

2012.6.25(越谷市)
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 一年中、花が咲いている市民の憩いの場をつくりたい。越谷市増林地区の住民有志で「四季の里運営協議会」(石崎一宏会長)を立ち上げ、同地区内にある東越谷9丁目の東越谷調整池の斜面に、色鮮やかなスカシユリを植え、約5000球もの花が見ごろを迎えている。赤やピンク、オレンジなど様々な色が池の斜面を飾っている。7月初旬まで楽しめそうだ。同場所を「四季の里」と名付け、今後、ヒガンバナやスイセンなども5年計画で植え、地域のイベントスペースにするほか、市外からも立ち寄ってもらえるよう観光地として、市民の手作りによる越谷の新しい名所にする考えだ。

 東越谷調整池は市の東越谷土地区画整理事業で整備された、水害を防ぐための池。市立病院からも近い場所にある調節池は2003年3月に完成したが、池の周辺(斜面)はこれまで、ヨシやアシで覆いつくされ、粗大ごみが不法投棄されていたり、中高生の通学路のため、住民から防犯上の不安を訴える声が上がっていた。この「負」の場所をきれいにして、プラス思考で「地域の人に利用してもらおう」と考えたのが今回の「四季の里」構想だ。
 中心となったのは、増林地区自治会連合会や増林地区コミュニティ推進協議会などの住民組織と越谷市増林地区センター。昨年11月に「四季の里運営協議会」を結成し、10人の役員でスタート。まず、市の協力も得て、調整池周辺の除草から始めた。まず、ユリを植えることにし、増林地区全住民に呼びかけ3月18日に、200人が参加して初の「植樹祭」が開かれ、高橋努・越谷市長も応援に駆けつけた。
 スカシユリの球根は同池斜面の約550平方bに植えられ、5月20日には住民167人が参加して除草作業も行われた。花は5月末から咲き始め、黄色や赤、ピンク、オレンジなど色鮮やかな花が順番に咲いていき、今月末が見ごろとなっている。今回の球根は増林地区コミ協から現物支給されたのと、連合自治会からの費用などで約23万円で約4100球を購入した。
 石崎会長(75)は「春夏秋冬、四季を通して花を咲かせ、いつ来てもホッとできる場所づくりをしたい。安らぎの場所づくりをモットーに、イベントパーク、観光スポットにも利用してほしい」と話している。「四季の里運営協議会」は地区コミ協のほか、地元の4小学校と1中学校も構成され、越谷市商工会、国際交流協会、造園業協会なども入り、学校での利用や商工関連イベントにも活用される。
 次の花はヒガンバナ。7月1日には同球根1万球を住民参加で植える。今後はスイセンやユキヤナギなども植え、年間通して「花の名所」になることを目指す。5年計画で住民主体の「まちづくり」。憩いの場づくりは住民パワーで完成する。新しい越谷の観光スポットとなる日が楽しみだ。

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