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乳房再建をマンガで・手丸さんが描く、乳がん手術のケア

2012.5.14(越谷市)
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 「マンガと図解でよくわかる! 乳房再建のすべて〜乳がんになってから乳房を取り戻すまで〜」(講談社、佐竹利彦監修、A5版182n)が4月26日に刊行された。本文中のマンガを越谷市在住の漫画家・手丸かのこさん(43)が描いた。乳がんと告知され、治療法の選び方や乳房を失うことに悩んでいる人、失われた乳房を再び取り戻したいと考えている手術後の人や家族を対象にした本だ。
 佐武さんは横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科准教授。専門分野は乳房再建、再建外科。日本形成外科学会認定形成外科専門医、日本乳癌学会乳腺認定医。
 同本では、乳がんで失った乳房を自分の腹や尻、脇の下などの自身の脂肪を使って再建する手術の方法や費用の話などが分かりやすく書かれ、体験談を手丸さんがマンガで描いた。マンガは患者に実際に会って病院でも取材した。乳房再建の手術や術後の経過などがマンガで分かりやすく描かれ、乳がん患者が乳房を取り戻した喜びが表現されている。
 手丸さんは「実際に患者さんと会って話したことで、乳房を取り戻す喜びを肌で感じることができました。佐竹さんにも会って詳しく話を聞いて、乳房がないことで悩んでいる人の光になる本です。医療知識のない人にも読みやすい構成です」と話していた。
 乳がん治療で乳房を切除した後は、「温泉やプールに入れない」や「人前にでるのが恥ずかしい」など、悩みも多く、ふさぎこんでしまう女性も。自分の脂肪を胸に移植し、乳房が自然に再建されることで、「心」の治療もでき、明るい生活がおくれる、としている。
 乳がんは日本人女性の場合罹患する確率は25人〜30人に1人という40代から50代を中心に身近な病気だが、早期発見することで治る確率が高いがんといわれている。本書では「乳房再建は、患者さんご自身の思考をよりポジティブなものに変化させます。そして乳がんになる以前よりも積極的な姿勢になり、患者さんの生き方そのものを良い方向に導いていくことも多いのです」と結んでいる。
 同本は定価1365円(税込み)で全国の書店で発売している。

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