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5月から「口腔がん」検診スタート・県内初、40歳以上対象

2012.4.23(越谷市)
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 越谷市は5月から、新たに「口腔がん検診」を実施する。県内初の事業。越谷市歯科医師会(安井晃会長)に委託して行う。年間委託料は1000万円。口腔がんは、歯や歯肉、舌など口の中に発症。初期段階では、口の中に白い着色やしこり、赤いただれなどの症状が出るが、痛さを強く感じないので気付かない人も多い。しかし、長期間放置すると舌やあごの骨の切除などに至り、最悪の場合死につながる怖い病気だ。近年患者・死亡者が急増している。ただ早期に発見すれば治療して治せる病気だ。
 口腔がん検診の対象者は越谷市内在住の40歳以上(来年3月31日までに40歳以上となる方)。検診期間は5月1日から来年2月15日まで。検診費用は900円の自己負担が必要。実際の検診は問診と触診をする。舌や唇を前や上に引っ張り上げて視たり触ったりして検査をする。検診できる医療機関は同歯科医師会に加入する66の歯科医院。
 申し込みは検診を実施している医療機関に予約し、保険証を持参して受診。検診が終わればその場で歯科医師から結果通知書が渡され、結果の説明がある。もしがんの疑いがある場合は精密検査を春日部と草加の市立病院や大学病院などの「口腔外科」へ紹介し、さらに検査をしてもらう。
 越谷市では昨年6月に「歯科健康フェア」で初めて「無料口腔がん検診」を実施したころ、600人を超える市民から申し込みがあり、そのうち抽選で150人が受診した。市民の関心も高いことから、今回の検診実施に踏み切った経緯がある。今年も6月3日に「歯科健康フェア」が開催され、無料検診も実施される予定だ。
 越谷市市民健康課では「口の中に白い着色がある、口内炎がなかなか治らないなど、口の中が気になるときは、口腔がんの可能性があるので、積極的に検診を受けてもらいたい。年に1度は受診を」と呼びかけている。
 <問い合わせ>越谷市保健センターTEL978・3511。

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