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障害者の職場体験を発表・「仕事の厳しさ」実感

2012.3.26(越谷市)
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 越谷市中央市民会館会議室で8日、「越谷市障害者地域適応支援事業 公開報告交流会」(越谷市障害者就労支援センター主催)が開催された。同事業は、市内の施設利用者や在宅の障害者が市や民間の職場や公共機関で体験的実習を行うことで、障害者と地域が相互に結びつくことを目的としている。20の施設・機関が参加し、30の事業所が受け入れを行っている。
 公開報告では実習の内容と成果、感想などが発表された。1日の実習時間は1〜3時間。出勤した日数は1日〜42日で、障害や等級によって書架整理やゴム印押し、ラベル貼りなどの実習内容が決められる。新たな環境に慣れることや対人関係が難しいなどの問題もあるが、年度を重ねることで昨年できなかったことができるなど、成長が見られたという。実習者からは「楽しかった」「仕事の厳しさも感じた」「これから後の訓練のためのとてもいい経験をした」などの感想が発表された。
 事例報告では受け入れ側の企業や法人から報告が行われた。財団法人埼玉県公園緑地協会では越谷市のしらこばと水上公園で正面花壇の管理や水やり、草取りなど1日3時間の作業を5日間実施。年3回15日間の「職業適応訓練」事業を行い、述べ100人が参加しているという。「作業能力も差もあるが、社会への参加、働くことで給料をもらうよろこびを持ってもらえれば」と話していた。2002年から「はあとねっと輪っふる」を立ち上げ、ノーマライゼーションの実現に向けて取り組んでいる埼玉トヨペット株式会社(本社:さいたま市)の担当者は「障害のある子は力をもっている。それをとめているのは我々である」と力強く語った。

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