ニュース

歯の健康で話し合い・市民シンポジウム

2012.2.27(吉川市)
ニュース写真
 むし歯予防効果があるとされるフッ素を水道水に添加し市民の歯の健康を守ろうと、吉川市では2009年度から「水道水フロリデーション」の実施を目指し活動を勧めている。その市民公開シンポジウム「みんなで守れる歯の健康−水道水フロリデーションの正しい知識」が18日、吉川川市民交流センター「おあしす」多目的ホールで開かれた。フッ素利用をすすめる女性の会(互亮子会長)主催。
 互会長は「風評にまどわされることなく正しく理解してほしい」とあいさつ。神奈川歯科大学・荒川浩久教授が座長を務め、「正しい知識を共有し正しい判断を」と前置き、3人の大学教授がフッ素の効果と作用について見解を述べた。
 福岡歯科大学・境脩名誉教授の基調講演「むし歯は防げる−フッ素の力−」では「フッ素は自然の中にある必須栄養素」であると安全性を強調、アメリカやオーストラリアなどフロリデーションを行う世界の動向を紹介した。
 東京歯科大学の眞木吉信教授は「むし歯は防げる〜フッ素の力〜」と題し、フッ素の歴史とフッ素摂取過多による歯が茶色または白濁する「斑状歯」の誤解であり適正フッ素は1・0ppmだとして、「フッ素は薬ではなく栄養として考えるべき」だと述べた。
 東北大学の小坂健教授は「健康増進とむし歯予防〜公衆衛生の力〜」と題し、口腔と心臓血管疾患の関係について前置き、自己責任という体制が引き起こす害が多いことから「健康は個人で守るのではなく、今後は社会的経済に左右されない県国での介入が求められている」と述べた。

>戻る