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講談「越谷ものがたり」披露・協働フェスタ、被災地支援シンポも

2012.2.6(越谷市)
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 越谷市中央市民会館で1月28日、「大きなお世話でまちづくり」をテーマに生涯学習民間ネットワーク協会や公共団体、地域活動団体などが集う第4回協働フェスタが開催された。主催は第4回協働フェスタ実行委員会(松原千廣委員長)。
 フェスタでは協働のまちづくりシンポジウムが開かれ、相模女子大学の松下啓一教授による基調講演と同教授をコーディネーターにしパネラーとのシンポジウムを行った。
 松下教授は「進めよう協働のまちづくり」と題し講演。「自治とは自分たちで考え、自分たちで解決すること。行政、議会、市民がそれぞれの役割を果たし、一体となって力を発揮することが協働である」と話した。「自分たちの持つ力(知恵や知識)を出し合い、楽しく続けていこう」と何度も強調していた。
 シンポジウムは「私たちが取り組む防災活動と被災地支援」をテーマに、増林地区自治会連合会の石崎一宏会長、東日本大震災の被災地で支援ボランティアとして活動した荒木英幸さんと松井智香枝さん、避難所一拍体験実行委員会の樋上秀代表、越谷市協働安全部副部長兼危機管理課長の荒井隆之さんをパネラーとして行われた。
 「若者を地域活動やボランティアに参加させるには」との松下教授の問いかけに、石崎会長は「妙案はないが、日常活動に親しみを持ってもらえるようにしたい」と述べた。樋上代表は「中学生や高校生の姿は見えない。重荷を担わせてはいけないが、災害時は貴重な存在となる」と話す。松井さんと荒木さんは「メールなど若者が興味ある情報手段を活用し発信することも大切」という。荒井課長は「情報ツールは若者と高齢者ではギャップがあるが、情報発信は重要であり、検討したい」という。
 シンポジウムに続き、フェスタのもう1つの主要な催しである講談が開催。講談師の神田愛山師匠の弟子である神門(かんど)久子永世アマチュア名人講談師が、川口市在住の牧内雪彦さん脚本による越谷の歴史をもとにつくったオリジナルの「越谷ものがたり」を本邦初お披露目した。
 講談の内容は、越ヶ谷宿の豆腐屋の娘が同宿の豪商油屋の養女として江戸時代の国学の第一人者平田篤胤の後妻となる。平田が夫婦で油屋(平野の門人の一人でもある)を訪れる。ここに久伊豆神社の力石を持ち上げる一番の力自慢の三野宮卯之助(豆腐屋の娘が昔世話をした)が呼ばれ、この卯之助に平田が石を持ち上げる時に授かる神の力について話す。この縁が久伊豆神社の「天岩戸大絵馬」奉納となるというあらすじ。観衆は神門さんが釈台に張扇を打ちながら語る越ヶ谷宿の話に、聴衆は熱心に耳を傾けていた。

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