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身近な教材の新聞・「賢い子に育てる家庭学習法」

2011.11.7(越谷市)
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 今年度から40年ぶりという大きな改定がされた新学習指導要領による授業が、小・中学校や高等学校で徐々に始められている。このうち小・中学生を持つ家庭に向け、新学習指導要領の改正点や家庭の役割、読書や新聞の活用による読解力や基本の計算力についての講演会「賢い子に育てる家庭学習法」が10月25日、学研ネクスト家庭教育総合企画室室長で家庭教育プロデューサーの酒井勇介さんを講師に迎え、越谷コミュニティセンター・小ホールで行われた。主催は読売新聞東京本社と埼玉県連合読売会。
 講演会に先立ち大室利夫埼玉県南部読売会会長は「新学習指導要領の改定は授業時間の大幅な増加や授業での新聞の活用など様々である。酒井さんの講演でしっかり学んでほしい」とあいさつした。
 講演会では酒井さんが、新学習指導要領による改正点や子どもの頭の良さが世界で一番というフィンランドと日本で一番という秋田県での家庭教育方法などの具体的なデータをスクリーンに映しながら説明。新学習指導要領では、小学校の授業時間が今年度から278時間増、新しい教科書のページ数は平均で25%増となり、中学校の授業時間は来年度から主要5教科で360時間増となる。しかも小・中学校ともに全教科で読解力と表現力が重視される。
 酒井さんはこうした大幅な授業増への対応や読解力、表現力を養うためには学校に任しておくだけではなく、家庭学習が重要と説く。特に、家庭での夕食前の午後3時から6時までの間に学年掛ける15分の学習、寝る前の歯みがき3分、英語のリスニング2分、読書10分の習慣化、親子の会話を強調した。
 また、新学習指導要領では新聞も授業で活用されることから、酒井さんは授業での事例や実際に自分の子どもに行っている活用方法を話した。家庭では子どもに紙面の記事の中でわかる漢字に丸をつけさせたり、天気予報の全国の温度を足し算させたりしている。子どもは漢字に丸をつけるだけでなく、記事も読みわからないことなどを質問してくる。読解力や表現力、基礎的な計算力を自然と身につけられる。自分で調べることができるように辞書や事典も身近に置いておくと良いという。
 友人の情報でこの講演会を知ったという参加者の一人は「小学生から高校生までの子どもが3人います。目から鱗(うろこ)でした。親の役割の重要性を改めて知りました。もう少し早く聴いていれば」と感想を語っていた。

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