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東武よみうり賞に赤島さん・越谷美術協会公募展「飛翔」で

2011.11.7(越谷市)
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 第39回越谷美術協会公募展(越谷美術協会主催、越谷市、東武よみうり新聞社など後援)は10月19日から23日まで、越谷コミュニティセンター・ポルティコホールで開かれた。今回は同協会会員と一般から公募した日本画・油彩・水彩・水墨画など10号から100号の作品約120点を展示した。審査も行われ、東武よみうり新聞社賞には赤島貞子さん(70)の油彩「飛翔」が選ばれた。
 このほかの受賞者は次の通り(敬称略)。
 ▽越谷美術協会賞=天笠勉▽越谷市長賞=小阿瀬昭▽越谷市議会議長賞=小笠原侑子▽越谷市教育長賞=松田京子▽越谷市文化連盟会長賞=松本信子▽東武朝日新聞社賞=小園千鶴子▽クサカベ賞=船底信雄、平山陽一▽アーチストスペースF賞=中野洸子▽ギャラリー恵風賞=大塚君子▽ギャラリーK賞=竹村敏▽努力賞=高橋敏彦▽佳作賞=永廣伸一、石塚ゆみ子、原昌男
 50号のキャンバスに小学生の女の子が元気に大縄跳びを跳んでいる油彩「飛翔」で越谷美術協会公募展で見事、東武よみうり新聞社賞を受賞した赤島さん=越谷市蒲生在住=は初の受賞に「まさか受賞するとは思わなかった。とてもうれしい」と大喜びだ。
 元小学校教諭。初めて赴任した東京都足立区内の小学校の児童をモチーフに背景に校舎、地面にはコスモスを描いた。「今年は東日本大震災があり、震災後、子どもたちが元気に未来に向かうよう願いを込めた。コスモスは『宇宙』の意味もあるんです」と赤島さん。女の子の元気で明るい表情が絵を見る人をほっとさせる。
 絵は幼いころから好きだったが、油絵を始めたのは結婚し出産した後の32歳のとき。近くの公民館で「油絵講座」があるのを知り、参加した。サークル活動にも参加したが、長年の夢でもあった教員になるために長男(46)が小学校に入学したのを機に通信制の大学に入学。子育てしながら教員免許を取り、38歳で努力の結果、東京都の教員採用試験に合格。教員生活をスタートするのと同時に絵は時間がなくなり、描くことはできなくなった。
 小学校教諭として約30年間勤め、在職中は道徳の副読本に絵や文章が掲載されるなど活躍した。67歳で退職後、ようやく絵に復帰した。近くの公民館や勤労福祉会館に通い、市内の洋画家・鈴木徳元さんに指導してもらっている。自営業の夫・滋さん(74)と2人暮らし。夫婦で旅行が趣味で「海外の建物や風景の絵を描くのが夢」と笑顔で話す。
 小学校教諭になる前には、自宅で塾を開いたり、夫婦で居酒屋を経営したりと多才ぶりを発揮している元気なお母さんだった。40歳を前に夢の教員になるなどバイタリティーあふれる芸術家だ。

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