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DNスタジオの4人、「万華鏡」に賞賛の嵐・ポーランドオペラ座で麗花さんと踊る

2011.10.24(越谷市)
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 ポーランドのワルシャワ国立オペラ座で9月25日開かれた「第3回国立オペラ座バレエ&モダンダンスフェスティバル」に初めて越谷市南越谷1丁目のDNスタジオの講師と団員生が出演し、日本文化を取り入れた斬新な演技に同オペラ座総裁から「新しいモダンダンスの息吹を感じた」と絶賛された。出演したのは同スタジオ講師・堀口春菜さん(越谷市在住)と団員生・植村実和子さん(草加市在住・日本芸術専門学校2年)、斎藤翼さん(越谷市在住、花咲徳栄高1年)、斎藤優さん(越谷南中3年)の4人で、麗花Body Expression動景画「MANGEKYO(万華鏡)」に出演した。

 同公演は舞踏家で振付師でもある麗花さんが同オペラ座からの公演依頼を受けて出演。一緒に舞台で踊るメンバーを探すために、オーディションを行い、4人が選出された。公演ではポーランド国立バレエ団、オランダ国立バレエ団など国を代表する舞踏家らが集まって舞台で披露した。4人のほかの共演者は和泉祐三子さん(元宝塚歌劇団宙組の白峰さゆり)、大木賀南子さん(名倉ジャズダンススタジオ・カンパニートップダンサー)、平野良子さん、中川唯香さんの豪華メンバー。
 麗花さんオリジナルの「MANGEKYO(万華鏡)」は日本文化を取り入れた作品。人形作家の作った人形が主人公で、作家は亡くなったが、人形だけが取り残され、「本当の美とは何か」を求めてさまよう。そして、作家の清らかで美しい心が人形にも備わっていたこに気付き、作家に感謝の気持ちを伝えるために、空へと旅立つという内容。
 舞台衣装もモダンダンスの枠を超えて、和服に足袋をメーンにし、能面をつけたり、空手を取り入れた踊りも組み込まれ、「和装によるモダン」に挑戦した。その舞台は地元新聞にも1面で大きく取り上げられるなどポーランドの話題になった。今回出演した斎藤翼さん、優さんは姉妹でともに空手初段。舞台ではきれいに空手の型を決めて会場から歓声も上がっていた。
 麗花さんは「作品を通して日本文化、心の大切さ、平和を伝えることができた。今回、DNスタジオに通われている一般クラスの3人も、ポーランドまで応援に来てくれてうれしかった。皆さんの心強い応援のおかげで、大成功することができました」と大喜びだった。
 麗花さんは、日本バレエ界の始祖である故石井漠氏の弟子の緑川潤氏(76)の弟子。石井氏はモダンダンスを開拓し、1923年に国立ワルシャワシンフォニーホールで義妹と踊ったことから始まる。緑川氏も1976年にバレエダンサーとしてポーランドを訪れ、以降世界の音楽家たちやポーランドのアーティストを日本に紹介するなど、日本とポーランドの文化のかけはしとなっている。今回の公演にも緑川氏は同行し、新しいモダンダンスを温かい目で見つめていた。


 麗花さん「『芸術の基礎は人間心である』『どこまでも、ひとりの人を大切にする』。私はこの2つの言葉を胸に作品を作り、そして表現しています。今回、ポーランド・オペラ座にて発表させていただきました『MANGEKYO』も、真心こめて表現し、出演者共々、団結して披露させていただきました。不安でいっぱいでしたが、周りのダンサーやスタッフの方々、日本から応援に来て下さった方々のあたたかな励まし、そして勇気をいただき、成功させることができました。今後も、日本・世界と真心こめて心の大切さを伝えていきたいと思います」
 DNスタジオ講師・堀口春菜さん「ポーランドという国の悲しい過去や抵抗、忍耐で作り上げられた歴史を学び、その地で日本の文化を多く取り入れられた作品に出演でき、またポーランドの方々に喜んでいただけたこと大変嬉しく思います。団結した私たちの思いが伝わったのではないでしょうか」
 同・平野良子さん「オペラ座という舞台でMANGEKYOに出演し、貴重な経験ができたことをとても光栄に思います。これからも人の心に届く踊り手になれるようがんばっていきたいと思います」
 同・中川唯香さん「ポーランドは 中世の街並みや歴史的建築物がとても美しく、一方で街中に手向けられた花束は悲しい歴史を物語っていました。オペラ座の舞台では、現地で感じた想いをぶつけるように 心から踊らせて頂きました」
 団員・植村実和子さん「今回踊りで海外へ行かせてもらうのは初めてでした。そしてポーランドは戦争の傷跡が深い場所というの事が改めて分かりました。しかし最悪な過去があるなかポーランド人は自分達の文化を大切に守り続けている事に感激しました。そこの地で舞台にたてた事が幸せです。この体験がこれこら先ためになるようにしたいです」
 団員・齋藤翼さん「ポーランド・オペラ座での舞台は無事成功しました。日本の文化を踊りで伝えられみんなで一つになって楽しくできたのでよかった」
 団員・齋藤優さん「とても緊張したけど失敗せず出来てよかったです」
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