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見事な制球力の根岸・信頼厚い主将の石川

2011.9.26(越谷市)
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 「なんや、まるで野球漫画を観てるようや!」。決勝戦の記録をネット裏でつけていると、思わず意外性の世界へ惹き込まれていた。その主役は、千間台の小さな大エース・根岸樹矢。1回戦、準決勝、決勝と3連続完投。1b36a、36`のどこに、そんな体力と強い意志が秘められているのだろうか。
 「彼は研究熱心。日常のトレーニングはもちろんだが、打者との駆け引き、タイミングの取り方など、自分で考えて投球を組み立てている」と広瀬正彦監督。「大舞台に強いタイプ。とくにけん制のリズムは、自信が出てきました」。まるで、監督の暗示作戦が根岸にはまった。2回の一死二、三塁のピンチ。「やる、やるぜ」とつぶやいていたら、本当に二塁走者を刺していた。「うーん」とうなる。
 小手指に与えた安打は、本塁打1本を含む4本。2四球に被盗塁1は、彼の真骨頂満開である。それに、女房役の主将・石川慧の好リード。練習後、家でも素振りを欠かさない努力家だ。この大会、11打数7安打、6割3分6厘の大活躍。「暑くても、よく声をかけていた」と、広瀬監督が感謝。だれからも信頼されるかっこいい主将である。
 もう一人、忘れちゃいけない切り込み隊長、手塚貴洋。四回、自打球を鼻とこめかみの間に当てたが、痛みをこらえて打席に戻り、ライナーの左翼線二塁打。「ここで、退場すると負けるような気がした」と、自分で自分を奮い立たせたと言う。この試合、3安打4打点の猛打。68歳のノーテンキ・オヤジを泣かせちゃいけないぜ!
 この決勝戦。千間台は先発9人で戦い、全員安打でした。本当にいい試合を見せてもらいました。心から「ありがとう」とつぶやきました。

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