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中学美術学習のヒントに・5750展で作品制作も

2011.9.5(越谷市)
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 越谷市北越谷のKAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)で8月20、21、27、28日の4日間、「5750分展V−ようこそ美術室!−」が開催された。「5750分」とは来年度より実施される新学習指導要領のもと中学校で行われる美術の時間数。実行委員会代表の浅見俊哉さん(八潮市立八條中学校美術教師)は「5750分(約4日)で何を伝えられるかを一緒に考えたい」という。
 期間中、絵画や作品制作・鑑賞など現役中学教員による美術の授業が行われた。浅見さんによる「影をつかまえるフォトグラムワークショップ(映像表現)」の授業には小学2年生から高齢者まで15名が参加。身近な素材を置いた感光紙に光をあて、青色の像を浮かび上がらせる作品を制作した。年代の違う参加者が一緒に造形活動をすることでお互いに刺激をうけていた。浅見さんは「身近なものの中に美しいもの=美術はある。それを制作することでみつけてほしい」という。
 また、「美術教育座談会」には中学・高校の美術教員のほか、アーティストや美術関連業者などが参加。それぞれの立場による美術に対する現場や思いを語りあった。浅見さんは「学校の外に出て意見交換をすることで、アイデアや方法をもらうなど価値のある視点を獲得できる可能性があることがわかった」という。新指導要領によって美術の時間数は週1時間に減るが、5750分展によって美術の輪は広がりをみせている。
 近代美術館でWS
 埼玉県立近代美術館2階講堂で17日午後1時から4時まで、「5750分展V−ようこそ美術室!−シンポジウム+ワークショップ」が開催される。パネラーは「学校を美術館にしよう!」と「戸倉上山田びじゅつ中学校」を行っている長野市立櫻ヶ岡中学校の中平千尋教諭。参加費無料。
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