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母親の作品一堂に・10日にサンシティで茶器遺作展

2011.9.5(越谷市)
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 越谷市恩間の茶道家・井上優更さん(63)の母親の故・水野花映さんの茶陶遺作展が10日午前10時30分から午後3時30分まで、越谷サンシティ・ポルティコホールで開かれる。茶器の作家として知られた水野さん。1970年から2010年10月に85歳で亡くなるまで作られた茶道に使う茶碗などの茶器、花器など約150点を展示する。遺作展は「優権 和の会」主催。越谷市教育委員会の後援。
 水野さんは娘の優更さんが21歳で陶芸を始めたのを機に45歳で当時住んでいた神奈川県大磯町の陶芸家・田代信太郎さんに師事し茶陶を学び、作り始めた。その後、千葉県佐倉市に転居し自宅に「優権窯」を開いた。制作は茶器一筋で、佐倉市内の画廊で「母娘展」を17年連続で開いたのをはじめ、1989年には佐倉市からの依頼で市制35周年の記念品として抹茶茶碗350個を制作した。
 越谷市に転居したのは2000年。恩間の自宅で「母娘展」を開催したのをはじめ、2004年には市内の中学校全15校に「萩」や「唐津」「綾部」など7種類の抹茶茶碗計105個を寄付し、市教委から感謝状ももらった。この茶器は現在も各中学校の茶道部などで使われている。85歳で亡くなるまで、自宅で茶器を作り続けた。
 優更さんは「母親は元気でおしゃれ、そして話が面白いユニークな女性でした。今回展示するのは母親の人生の一部です。ぜひ多くの人に作品を見てほしい」と呼びかけている。水野さんが作った茶器は現在も、優更さんが自宅茶室で指導する「お茶事」(懐石料理、茶のおもてなし)にも使用され、多くの市民に愛用されている。
 遺作展は入場無料で、先着300人にはお茶とお菓子がふるまわれる。
 <問い合わせ>井上さんTEL971・2331。

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