トップニュース

目指せ高校珠算日本一・越谷総合技術高の4人県大会初優勝

2011.6.27(越谷市)
ニュース写真
 目指せ高校そろばん日本一。県立越谷総合技術高校(神尾通明校長、生徒840人)生徒4人が、4日に伊奈町の埼玉県民活動センターで開催された「第58回全国高等学校珠算・電卓競技大会埼玉県予選会」で見事団体競技で初優勝し、8月の全国大会出場を決めた。県内の珠算を専門に勉強する強豪の商業高校を破っての優勝に生徒らは「信じられないけど、うれしい」と喜びを隠せない様子だ。同全国大会は珠算の甲子園とも呼ばれ伝統ある大会だけに「緊張するけど、いい成績が残せるよう特訓します」と意気込んでいる。

 見事優勝した選手は同高の永沼桃子さん=流通経済科3年=、友田あずみさん=情報処理科3年=、渡辺智香さん=流通経済科2年=、山本佳澄さん=情報処理科2年=の4人。同高には珠算部はなく、ふだんは皆、テニス部や写真部に所属している。全校生徒から大会出場者を募り、「臨時珠算部」として集まった生徒たちだ。4人とも小学生で珠算を学び検定試験で1級から3級を持つ腕自慢ばかりだ。
 大会は乗算(掛け算)、除算(割り算)、見取り算に「応用計算」と呼ばれる原価計算や面積、為替などを使った計算を行う4種目の合計点を競う。出場するのは浦和商業、大宮商業など古豪で強豪校ばかり。越谷総合技術高は総合得点で520点を挙げ、2位の大宮商業の450点の70点もの差をつけて圧勝した。個人でも永沼さんが280点で個人総合2位に入賞。種目別では読み上げ算で渡辺さんが3位入賞、友田さんも優良賞を獲得するなど活躍した。
 全国大会は8月2日に都内の都立荒川商業高校を会場に開催される。
 渡辺さんは大会を振り返り「自分自身としては掛け算の成績が良かったけど、優勝にはびっくりしました。全国大会ではいい成績が残せるよう頑張る」と笑顔。山本さんは「珠算は小学5年生までやっていて、ブランクがあったので不安でした。全国大会でも頑張る」。友田さんは「初めての大会出場だったので、緊張して手が震えてしまった。これから特訓して、全国ではいい成績を出したい」。個人2位の成績の永沼さんは「隣に個人1位の生徒がいて、プレッシャーがあった。少しミスもありましたが、応用計算の成績が良かった。全国でも頑張る」と決意を話していた。
 珠算を指導する同高情報処理科学科長の矢島芳夫教諭(44)は「全員の頑張りが良い結果につながった。大会2週間前から集中して放課後に特訓した成果が出た。全国大会のレベルは高いので入賞目指して、さらに特訓します」と元気いっぱいだ。
 今回出場する生徒は皆、将来、スポーツインストラクターや事務職、会社経営などを目指し夢に向かって勉強を続けている。全国大会出場は生徒たちの集中力のたまものだろう。こうした競技の経験がこれからの生徒たちの糧になることは間違いない。
   (安部 匡一)
>戻る