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大気中の放射線を計測中・市役所屋上で

2011.4.26(越谷市)
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 越谷市は福島第1原発事故による放射線物質の流出を受け急きょ、簡易型放射線測定器を購入し、3月28日から1日3回、市役所屋上で大気中の放射線を測定している。同事故を受け、埼玉県がさいたま市内で毎日1時間ごとに空間放射線を測定しホームページなどで公表しているが、この県のデータを補足しようと越谷市が独自に始めた。
 同原発事故後、放射線測定器製造メーカーには注文が殺到し、在庫切れで購入が困難な状態続いているが、同市環境政策課がようやく探し当てた。購入した簡易型放射線測定器はロシア製のクアルタ・ラド社の「RADEX」。縦105_、横60_、幅26_の小型のもので重さはわずか100c。価格は5万2500円。大気中の放射線を測定するもので測定範囲は0・05〜9・99マイクロシーベルト毎時。
 越谷市では3月28日以降、月曜日から金曜日まで毎日午前8時30分と午後1時、4時30分の3回、市役所屋上で計測を続けている。同市環境政策課によると計測値は0・08〜0・1マイクロシーベルト毎時で「日常生活の支障がでることはないレベル」(同課)だという。なお、埼玉県では空中放射線のほか、降下物(ちり、雨水など)、水道水を検査し公表している。なお、県の空間放射線測定結果は0・061〜0・063マイクロシーベルト毎時(13日現在)となっている。
 同市環境経済部の斎藤光雄副参事は「県の測定データはさいたま市内の北浦和駅そばと越谷から離れているため、県のデータを補足しようと始めた。1日3回計測し、これまで特に問題ない計測値となっている。今後はさらに精密なデータが計測できるよう、情報収集に努めたい」と話していた。同事故後、農作物などの風評被害もあり、市民は放射線に敏感になっている。今後は簡易型ではなく、精密な測定機器の購入も検討していくという。

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