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石仏の保存状態を確認・郷土研究会の「パトロール」

2011.4.12(越谷市)
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 ふだん意識されることなく道端にひっそりとたたずむ石仏。お地蔵様、庚申塔、馬頭観音などは江戸時代を中心に、庶民の祈りを刻んだ歴史的文化財だ。NPO法人越谷市郷土研究会(宮川進会長)は、市内1000体におよぶ石仏のうち毎年60〜70体の保存状況などを確認するため「文化財パトロール」を行っている。
 3月30日、研究会会員の篠原陸郎さんと山崎弘治さんが三野宮周辺の石仏9体を調べた。新方川沿いに1739年から1852年に作られた5体の石仏は、多少風化が進んだものの、1997年に調査したときと変わらずほぼ現状維持されていた。
 風化や災害での破損以上に、由緒の伝承が途絶え、通行や建築などによって場所を奪われ傷つけられることが一番心配だという。宮川会長は「何百年も伝えられてきたこれらの遺産を守ることは、子孫である私たちの責任」だとパトロールを続ける。

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