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兄弟で暗算検定10段「目指せ日本一」・神明町の原子弘務、雄成くん

2011.3.7(越谷市)
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 兄弟そろって暗算検定10段に合格。越谷市神明町の原子弘務くん(15)=私立開智中3年=と雄成くん(10)=私立開智小4年=兄弟が、暗算検定の最高位である10段になり、珠算の全国大会で大活躍している「そろばん兄弟」だ。昨年暮れの「全国珠算競技大会」では兄の弘務くんが総合2位、弟の雄成くんが総合3位と揃っての入賞を果たした。2人は「これから頑張って全国1位になりたい」と目を輝かせている。

 全国珠算教育連盟が主催する「暗算検定試験」は年間約12万人が受験する珠算のメジャーな試験。最高位が10段で弘務くんは08年5月に初受験で満点で合格した。弟の雄成くんは昨年5月に見事合格した。昨年5月の試験には1万9233人が受験し10段の合格者は12人の難関だった。
 暗算10段の試験は13桁の数字を計算するもので、年間での合格者は85人、小学4年以下の合格者は12人ほどだ。兄の弘務くんは小学2年生から珠算を始め約7年のキャリア。弟の雄成くんは小学校に入ってから始め、まだ珠算歴は3年だ。2人ともさいたま市見沼区にある珠算塾に通っている。
 2人とも、そろばんがやりたくて始めた。上達が早く、弘務くんは08年の「埼玉県選手権大会」で個人総合、読み上げ暗算、フラッシュ暗算の3種目優勝で暗算埼玉1を獲得した。同年には全国そろばんコンクール中学1年生の部でも見事優勝した。08年から3年連続で「全国通信珠算競技大会中学生の部」で2位入賞を果たしている。09年には珠算10段に合格したのをはじめ、昨年6月には電光掲示板で表示される数字を計算していく「フラッシュ暗算」も10段合格した。弘務くんはこの「フラッシュ暗算」で3桁15口を2・5秒で解答する実力を持つ。
 雄成くんは08年に「全国そろばんコンクール」小学2年生の部で5位入賞し、その年に珠算検定7段に合格、「フラッシュ暗算検定」8段に合格した。雄成くんはフラッシュ暗算で3桁15口を3・8秒で解答する。
 弘務くんは早稲田実業高への進学が決まり、入学後、「珠算部」への入部を希望している。「週2回、学校の帰りに珠算塾に通っています。埼玉県はレベルが高いので好成績を維持するのは大変ですが、そろばんが好きなので続けていきます。将来は計算が得意なので、それが活かせる職業に就きたい」と弘務くんは笑顔で話していた。
 雄成くんは「今後の目標はまずは埼玉県ナンバー1になり、それから小学生のうちに日本1になることです。将来の夢はサラリーマンです」と元気いっぱいだ。会社員の父・勉さん(54)と母・郁子さん(46)の4人家族。郁子さんは「ここまで、こられたのも(珠算塾で)指導してくださる菊地正芳先生の熱心な指導もおかげです。そろばんを通して、人づくり、仲間づくりができるといいですね。自信になるものを持っていることを大切に生きていってほしい」と目を細めていた。
 勉強もそろばんも一生懸命な原子兄弟。まさに「好きこそものの上手なれ」で、家でも兄弟でそろばんをしているという。兄弟で全国1位になる日も近いかもしれない。頑張れ原子兄弟。
   (安部 匡一)
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