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越谷市展本社賞に戸張さん・「一斗缶」を油絵で描く

2011.2.28(越谷市)
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 第11回越谷市美術展覧会の表彰式が19日、越谷コミュニティセンター「霧の間」で行われ、洋画作品「利用されて(A)」で東武よみうり新聞社賞の戸張信彦さん(67)=柳町=ら各賞受賞者に表彰状、副賞が贈られた。
 戸張さんの作品は50号のキャンバスに一斗缶を積み上げた様子を描いたユニークな油絵だ。一斗缶は旅先の東武日光駅そばの湯葉まんじゅう店の店舗脇に積んであったものを家に持ち帰り、描いた。しょうゆの入っていた缶だったが「缶を見ていたら、なぜか心が癒やされて描いてみたくなった」と戸張さん。
 使い終わった缶のへこんだところやさびが浮いているところなど微妙なデティールにこだわり、不思議な雰囲気を持つものになった。戸張さんは昨年の奨励賞に続いて2回目の受賞となった。「モチーフの面白さもありましたが、受賞できてとてもうれしい。今後の励みになります」と笑顔で話す。
 戸張さんは元地方公務員。幼いころから、絵が好きだったが、本格的に勉強し始めたのは社会人になってからの25歳から。働きながら、美術通信講座を受講し、美術月刊誌を購読するなどして独学で油絵を学んだ。職員の展覧会や、上野の森美術館「日本の自然を描く展」に仕事の合間を見て描き16年間出品を続けた。今から2年前に退職を機に好きな絵に専念しようと趣味のゴルフ、海釣りを止めて、絵に没頭している。
 越谷に住んで34年。「ふだんは子どもの絵を描くのが好き。体が動くうちはずっと油絵を続けていきたい」と元気いっぱいだ。

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