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越谷市民が雪かきボランティア・長野県飯山市で高齢者宅で奉仕

2011.2.15(越谷市)
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 越谷市民が豪雪地帯で雪かきボランティアに挑戦。越谷市社会福祉協議会は5日から6日にかけて、1泊2日の日程で初の「雪かきボランティア」事業を行い、長野県飯山市を訪れ除雪活動を体験しながら雪国の暮らしや地域住民との交流を図った。市内の中学生から70歳代まで18人が参加し、「雪かきは大変体力のいる作業。改めて雪国の生活の大変さを実感した」と貴重な体験となったようだ。

 長野県飯山市は日本でも有数の豪雪地帯。最深積雪平均は平地で107a、山間部では270aにも及ぶ。1年のうち約3分の1の期間が雪に覆われている。長野県内で人口最小(2万3351人=昨年11月1日現在)の市で、高齢化も著しい。昨年末から今年に入り積雪が例年より多く、平地でも150aを超える場所もあり、除雪に苦労している。高齢者宅では、雪かきができず家の窓が雪でふさがってしまったところも多い。
 今回の雪かきボランティアは、被災地での支援活動を通して、災害ボランティア活動、災害ボランティアセンターを理解し、市内での大災害発生時の復興支援ボランティア活動につなげることを目的に、長野県社会福祉協議会、長野県除雪ボランティアセンターの協力を得て、実施された。参加者を公募したところ15歳の中学生から高校生、大学生、社会人、72歳の高齢者まで18人が集まった。
 初日にバスで飯山市に着いた一行はまず、市内の外様地区活性センターで「除雪」のいろはを学ぶ、講習会に参加。講義の後、実際に除雪の実技講習。高さ1bを超す雪を前に用意されたスコップを持ち、体験した。雪をスコップで切れ目を入れて持ち上げたほうが効率よく進むことや、スノーダンプと呼ばれる大型のスコップを使って、雪に差し込み、押して滑らせて運ぶコツなどを体験。参加者は雪の重さに驚くと共に、汗だくとなって体力を消耗することを実感していた。
 翌日は朝から実際に3班に分かれて、高齢者宅に行き、家の周囲の除雪作業をした。ふだん雪かきができないため、2bもの雪と2時間に渡り「格闘」。1階の窓が開けられないため日中でも暗く、不安な日々を過ごしていたため、家の周りが除雪されると参加者もガッツポーズで喜んでいた。除雪を終えて一人暮らしの95歳の高齢者は「自分では何もできないので、とてもうれしい。雪かきをしてくれて本当にありがとう」と涙を浮べ感謝していた。
 わずか2日間の体験だったが、参加者らは雪国の生活の大変さを感じたようだ。またこうした除雪ボランティアの必要性も実感し、ふだんできない飯山市の人たちとの交流もでき充実した内容となったようだ。
   (安部 匡一)


 雪かきボランティアに参加した人たちの声
 長谷川美帆さん(21)=大学生=「雪は想像以上に重く、体力的にとても厳しい作業でした。そこでボランティアの必要性も強く感じました。雪国の生活を知らない私たちがボランティアとしてその地域へ行き、実際に雪国の生活を体験することでしか分からないことも多くあると思います。2日間という短い時間でしたが、とても良い経験となりました」
 本澤新人さん(22)=大学生=「今回の雪かきボランティアの経験を『楽しかった』だけで終わらせるのではなく、あとは実際に災害が起きたときに自分が動くことが大切だと思いました。そのときには今回できた『つながり』を使って活躍していきたい」
 大石蒼さん(15)=中学生=「雪かきを本格的にするのは初めてで、不安な気持ちがありましたが、周りの仲間の支えのおかげで楽しく安全に活動することができました。本当にいい思い出ができました」
 駒田華奈子さん(18)=高校生=「雪かきの技術やコツを地域の方から直接教えてもらうことができ、とても良い体験ができました。また飯山市の方々と交流する時間もあり、楽しい時間を過ごすことができました。何か災害が起きたとき、困ったときは協力しあえるような関係を大切にしたいと思いました」

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