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「樹脂工芸」制作25年・地域で指導する得上成子さん

2011.1.3(越谷市)
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 絵が浮き出て、まるで、立体的な絵画のよう。樹脂工芸作家として活動しているのは越谷市上間久里の得上成子さん(60)。制作歴は約25年で、地域の公民館などで指導もしている。
 樹脂工芸とは、あらかじめ、筆で下絵を描いておき、そこにカラー液で竹ぐしを使って色のせしていく。特殊なエポキシ樹脂液と凝固硬化剤を混ぜたカラー液を使って、ガラスなどに絵付けしていく技法。凹凸の表面に乱反射した光と色が輝き、美しい手作り作品となる。小物のガラス製の額装からランプシェード、アクセサリーなどインテリアにも幅広く応用が利くものだ。
 得上さんは今から25年前に、越谷市工芸協会の「1日工芸教室」で樹脂工芸と出会った。透明なアクリル板に絵を写し描きして筆を使って描くため「絵心がなくても描けました」(得上さん)と感動し、これなら自分でもできると、本格的に勉強を始めた。モチーフは風景から人物など何でもOKで、絵を樹脂でカバーするため、写真をはめ込んだ作品も作れる。
 「アイデア次第でいろいろな作品が作れるのが魅力。小物を作れば贈答品にもなるし、アクセサリーも作れるので楽しい」と得上さんは笑顔で話す。これまで、県展にも工芸作品として出品し8年前から入選を果たしている。越谷市展にも10回連続で入選をするなど、展覧会での発表もしている。
 得上さんの作品は越谷市立図書館入り口に「レンガ壁」(20号)が展示されているほか、草加市立川柳文化センター応接室にも「桜樹」(30号)が展示されている。元建設業の夫・祥一さん(66)は昨年定年退職し、今では作品の批評家と作品の運搬などを手伝う良き理解者だ。
 「一生、作品づくりを続けたいですね」と笑顔いっぱいの得上さんは、越谷市市政モニターOB会副会長や現代日本芸術協会副会長を務めるなど地域でも活躍する元気いっぱいの女性だ。

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