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児童が能楽を発表・こしがや能楽の会

2010.11.16(越谷市)
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 越谷市日本文化伝承の館こしがや能楽堂で8日、「こしがや能楽の会」が開催された。能楽堂を中心に活動する能楽愛好団体が日ごろの稽古の成果を披露する場として毎年開催されているもので、8団体に加え、子ども対象の能楽教室2団体が参加した。こしがや能楽の会実行委員会、越谷市、越谷市教育委員会主催、財団法人越谷市施設管理公社後援。
 日ごろ指導する先生は不在の、市民レベルでの発表会。流派の違う他団体のものが観られるのが特徴で、柴崎昭子実行委員長は観世流と金春(こんぱる)流それぞれの連吟「鶴亀」が続けて観られるように番組(プログラム)にも趣向を凝らしたという。
 能楽は高齢者のものと思われがちだが、こども教室の2団体が特別出演。「越谷こども能楽教室」(観世流、関根祥六能楽師指導)は04年に伝統文化活性化国民協会認定を受け5年間開講。終了後も日本文化の伝承を目的として月2回稽古を行っている。「能を学ぶ子ども教室」(金春流、今井節能楽師指導)は06年から文化庁委託事業伝統文化活性化国民協会認定により開講して5年目。それぞれの受講生19人は舞台で堂々と連吟と舞いを披露した。
 「こども能楽教室」で7年間能楽を学んでいる関萌々子さん(開智学園中2年)は「ダンスと違って力を入れるところ、使う筋肉が違う。他と違う和を学ぶところが楽しい」、石川杏実さん(跡見学園中1年)は「着物や袴を着て和を学べることが楽しい。次は(関さんと)二人での舞に挑戦するので来年の発表に向けて頑張っていきたい」と能楽の魅力を語る。
 600年の間変わらず受け継がれている「能楽」の精神。今井さんは「小さいときに稽古し、たった一人、能舞台で舞うことは大きな力となります。こういう時代だからこそ文化を学ぶことで精神を育んでいただきたい」と能文化の継承を願う。あいさつ、姿勢、礼儀。日本古来の厳しい「稽古」の中にこそ教育の原点がある。
 両教室とも受講生を募集している。
 <問い合わせ>越谷市教育委員会生涯学習課文化振興係TEL963・9307。
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