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小児がん患者を支援しよう・初のチャリティーイベント開催

2010.10.25(越谷市)
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 子どもの病死原因の第1位の小児がんの現状を多くの人の知ってもらい、がん患者の子どもたちを支援しようと、越谷市民でつくる「みんながキラキラ輝くために実行委員会」(遠山幸宏実行委員長)が企画した初のチャリティーイベント「みんながキラキラ輝くために」が9日、越谷コミュニティセンター・小ホールで開かれ、満員の約500人が詰めかけた。
 小児がん患者で22歳で卵巣腫瘍を患ったシンガーソングライター・より子さんのライブと、地方の養護学校で教諭と重病患者の生徒らとのふれあいを描いたドキュメンタリー映画「4分の1の奇跡〜本当のこつだから〜」の上映をメーンにしたイベント。さらにこの映画に共感した仲間でつくる「チーム『宇宙の約束』」の代表・大島秀夫さんと副代表の武市にぽぽさんとより子さんによるコラボトークイベントもあった。
 会場を訪れた市民は「映画に泣けました。実は自分が最も言ってほしい言葉『あなたはあなたで正解』を言ってくれたように思いました」や「誰でもありのままでいいのだというメッセージが印象に残りました。より子さんの歌声に癒やされました」「映画、ライブ、トークいずれもレベルが高く感動しました」など感想があり、好評だった。
 入場料の収益と会場に設置された募金箱の合計34万9331円は小児がん患者を支援する団体のNPO法人ゴールドリボン・ネットワークに全額寄付した。
 日本では、小児がんは子どもの病死の第1位だが、成人のがんに比べると患者数が少ないこともあり、治療方法や薬の研究開発が進んでいない。治癒率が6〜7割に向上してきたとはいえ、毎年数多くの尊い命が失われている。治療を終えた後でも、合併症に苦しむ人が多く、日常生活に苦労するケースも多い。
 こうした現状を知った、越谷市内で損保生保代理店経営の田中真奈美さん(51)らが、「現状を市民に知ってもらい、支援することはできないか」と今年初めから考え、仲間で実行委員会を設立し、企画した。田中さんは「たくさんの方に入場していただき、感謝します。小児がんの現状など多くの方に理解してもらえたらうれしい。予想を超す募金にびっくりしました。今後も独自にチャリティーイベントを企画していきたい」と話していた。
 田中さんらは来年に向けて新たな企画を考えていく。
 <問い合わせ>田中真奈美さんTEL090・7172・8728。

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