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初の「小児がん」支援イベント・10月9日、コミセンでより子さんライブ

2010.9.14(越谷市)
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 子どもの病死原因の第1位の小児がんの現状を多くの人の知ってもらい、がん患者の子どもたちを支援しようと、越谷市民でつくる「みんながキラキラ輝くために実行委員会」(遠山幸宏実行委員長)が初のチャリティーイベント「みんながキラキラ輝くために」を10月9日午後0時45分から、越谷コミュニティセンター・小ホールで開催する。小児がん患者で22歳で卵巣腫瘍を患ったシンガーソングライター・より子さんのライブとドキュメンタリー映画「4分の1の奇跡〜本当のこつだから〜」の上映をメーンにしたイベント。入場料の収益は小児がん患者を支援する団体のNPO法人ゴールドリボン・ネットワークに全額寄付する。

 日本では、小児がんは子どもの病死の第1位だが、成人のがんに比べると患者数が少ないこともあり、治療方法や薬の研究開発が進んでいない。治癒率が6〜7割に向上してきたとはいえ、毎年数多くの尊い命が失われている。治療を終えた後でも、合併症に苦しむ人が多く、日常生活に苦労するケースも多い。
 こうした現状を知った、越谷市内で損保生保代理店経営の田中真奈美さん(51)らが、「現状を市民に知ってもらい、支援することはできないか」と今年初めから考え、仲間で実行委員会を設立し、企画した。田中さんは「以前テレビで見た、小児がん患者のシンガーソングライターのより子さんに「がん」を語ってもらいことで、多くの市民に理解してもらえるのではと考えアプローチしました」と話す。
 そして、地方の養護学校で教諭と重病患者の生徒らとのふれあいを描いたドキュメンタリー映画に感動し、「この作品も多くの市民に紹介したい」と映画上映も企画した。さらにこの映画に共感した仲間でつくる「チーム『宇宙の約束』」の代表・大島秀夫さんと副代表の武市にぽぽさんとより子さんによるコラボトークイベントも行う。大島代表は脳性まひによる四肢大幹機能障害を持ち、武市さんも骨形成不全症という重い障害を抱えている。トークで「障害の有無に関係なく、大人も子どもも、共に支えあい、共に生き生きと暮らしていける平和な社会にしたい」ことをメッセージにする。
 越谷でのライブについて、より子さんは「ピアノと歌にお話。楽しい時間を一緒に過ごしたいと思います。ぜひ遊びにきてください」とのメッセージを寄せている。田中さんは「どんなトークになるか楽しみです。貴重なメッセージとなる、より子さんの歌や映画を多くの方に鑑賞してもらいたい」と呼びかけている。
 入場料は一般2000円、高校生以下1000円(いずれも事前予約)。当日は一般2500円、高校生以下1500円。全席自由。市民活動つなげる会・越谷、NPO法人たすけ愛すぎとなどの共催。越谷市社会福祉協議会の後援イベント。
 <問い合わせ>遠山幸宏さんTL090・3591・9056、田中真奈美さんTL090・7172・8728、安齋作子さんTL090・4453・2034。受け付けメール=y@toyama-hoken.deci.jp。受け付けFAX0480・31・1599。

 より子 1984年生まれ。2歳から6歳まで、小児がんを患い、幼いころ多くの時間を病院で過ごし、病室でおもちゃのピアノの演奏に夢中になる。02年インディーレーベルでアルバム「Aizenaha」をリリース。繊細さと力強さの両方を持つ歌声と、心の痛みをまっすぐに歌った歌詞が共感を呼んだ。全国ツアーを始める直前に卵巣腫瘍が見つかり緊急入院しすべてキャンセルとなり、その後「生きる」ことへの強いメッセージを歌にする。看護学校や看護イベントで歌と話を通じて「生きる」メッセージを伝える活動を続けている。
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