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パワーポイントで表現力を・大袋中でプレゼン講座開始

2010.7.26(越谷市)
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 越谷市立大袋中学校(大西久雄校長、生徒379人)で17日から、生徒に表現力を身につけさせようと、「パソコンによるプレゼン力育成講座」がスタートした。自分の考えや思いを自分のことばで語れる人材をつくるのが狙いで、3年生を対象に土曜日を使った独自の学習講座。同校と市内の文教大学、保護者の3者が協力して実施する「大袋中コンソーシアムつどい」事業で初の試み。
 講座は、高校受験を控えた3年生に対し、「(生徒は)単語でしか話せない子が多い。自分の言葉で相手に伝えることが苦手な子が目立つ」ことに危惧した大西校長が「自己表現力は受験だけでなく、社会人になってからも重要」と自ら講師となって開講した。そこで生徒たちに、今後社会に出てからの必須となるパソコンのプレゼンテーションソフト「パワーポイント」を使った表現力を学んでもらうことにした。
 3年生を対象に呼びかけたところ、10人の生徒が集まった。大西校長を講師に第1回目はパワーポイントの基礎を学んだ。文教大教育学部の今田晃一准教授と同大学院生がサポートして、マンツーマンでレクチャーした。講座では文字を「ワードアート」と呼ばれるもので入力し、色や縁取り線を入れたり、大きさを変えたりすることを体験。さらに文字を動かす「アニメーション」と呼ばれるものの設定などを実際に1人1台のパソコンを使って学んだ。
 どの生徒もパソコンを使い慣れているため、すらすらと文字を入れたり、動かしていた。参加した平川一希くんは「パソコンはウエブを見るのにいつも使っているので慣れていますが、パワーポイントを使うのは初めて。分かりやすく教えてもらったので、操作など面白かった。今後役に立つと思う」と感想を話していた。田中奈津美さんは「パソコンはエクセルやワードなどは使っていますが、パワーポイントは初めてです。図表を動かすところが難しかったけど、面白かった」と好評のようだった。
 指導した大西校長は「パソコンだけに頼るのではなく、プレゼンのテーマを選んだり、発表の仕方を勉強してもらう。パワーポイントの実践になるように指導し、生徒たちに少しでも表現力を身につけてもらいたい」と話していた。
 同講座は今月31日と9月4日と18日の全4回開催され、次回からは自分で発表したいテーマを決めて自作のプレゼンテーションを作成してもらい、最終日には集大成として「プレゼン発表会」を行う。
 テーマ選びは難しそうだが、パソコンを使った発表は多くの生徒の興味を引きそう。貴重な学習となるはずだ。

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