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「何とかなるよ、大丈夫」のメッセージ・<フリースクールは今>

2010.6.21(越谷市)
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 5月23日、越谷コミュニティセンターで「フリースクールりんごの木20周年記念の会パートT」を開催、参加された方は100人を超えました。1990年に不登校の子どもの居場所としてスタートしたりんごの木の成人式だという思い込みがありましたが、振り返ってみると、かかわってきた私自身の学びの場となっていたのであって、私の成人式であったように思います。
 20周年記念の会は、子ども、親、OG・OB、スタッフなどがメンバーの20周年記念イベント実行委員会で創り上げてきました。当日資料も横看板もお土産の栞も全部手作りにし、子どもが中心となり進められました。総合司会は、子ども実行委員長とりんごの木スタッフの2人が担当し、来賓の高橋努越谷市長、吉田茂教育長、細川律夫厚労省副大臣の3人の方から励ましのごあいさつをいただきました。特に高橋市長からの「フリースクールを支援していきます」の力強い言葉は、これまでの子どもたちの活動を認めていただいたようでとてもうれしい出来事でした。
 前半は子ども・若者によるシンポジウム「りんごの木と子どもの未来」、後半は、ビンゴやクイズ、保護者グループと実行委員グループそれぞれによる歌、りんごの木スタッフへのインタビューなど、子どもたちが進行係を担当し、工夫を凝らした甲斐があって楽しい時間になりました。
 シンポジウムでは、卒業生と現スクール生2人ずつ4人が、不登校になった頃のこと、りんごの木を選んだ理由、現在のこと、将来どうしたいかなどを話してくれました。卒業生の1人は、中学1年の途中から不登校、その後進学せずに現在は洋菓子職人として働いていること、もう1人は、小学2年で不登校、フットボールをやりたくて大学へ行ったが、いろいろ考えて職業としては消防士を選んだことなどを話してくれ、「なんとかなるよ、大丈夫」とメッセージを送ってくれました。映画制作や音楽バンドなどで活躍している現スクール生の若者は、焦ってしまい苦しいこともあるが、りんごの木は自分にとっての居場所だと話していました。小学生の子は、おばあちゃんにはなかなか理解してもらえないけれど、今りんごの木で楽しんでいることなど、全員原稿なしで自分自身の言葉で語ってくれました。
 次は8月28日、北部市民会館でパートU、ステージ発表を予定しています。
 増田 良枝さん(ますだ・よしえ)NPO法人越谷らるご代表理事。

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