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稲でガーヤちゃん描く・こしがや田んぼアート

2010.6.8(越谷市)
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 古代米で田んぼに絵を描く「こしがや田んぼアート2010」の田植えとアイガモの放鳥が5月29日と30日の2日間にかけて、越谷市増森の水田(3反=約3000平方メートル)で行われた。1日目は49人、2日目は41人が参加し、田植えやアイガモの放鳥を体験した。
 これは越谷市観光協会(帷子和夫会長)が主催したもので、4種類の古代米(濃紫、白のげ、アクネモチ、黄大黒)とコシヒカリで、水田にこしがや鴨ネギ鍋のキャラクター「ガーヤちゃん」を描き、農業への理解を深めながら新たな観光の名所にしようとするのが狙い。稲が色づく9月ごろには、田んぼの向かい側にある清掃工場(東埼玉資源環境組合)展望台(高さ80b)から「ガーヤちゃん」が見られそう。また、展望台では見学者にごみの減量化と資源化もPRする。
 この「こしがや田んぼアート」は初めて開催するもので、参加者は田植えから稲刈り(10月)までを体験する。秋には16俵(約960`c)の収穫を見込む。
  29日の開会式では、帷子会長が「昔は田植えの時期は家族総出で手伝いました。私たちは環境の中で生かされています。皆さん、環境に感謝し、楽しみながら取り組んでください」とあいさつ。その後、農業の若手後継者団体「越谷市グリーンクラブ」(山ア康成会長)のメンバーの指導のもと、参加者による田植えが行われた。ふだん農業の経験のない参加者は、足を取られながらも、グリーンクラブ会員の指導で苗を一本ずつ植えた。
 なお、ガーヤちゃんの絵柄を作るためにあらかじめ田んぼに目印となる支柱を立てるが、これは越谷市測量設計業協同組合(本田健次郎代表理事)の協力で展望台からの測量をもとに行われた。
 また、この日は高橋努越谷市長も応援に駆けつけ、「市の観光名所となることを期待しています」とエールを送り、自らも田んぼに入り田植えを手伝った。
 翌日の30日には、参加者はネットで囲んだ田んぼに、元気なアイガモのヒナ40羽を放鳥した。あぜ道から子どもたちが次々にヒナを放すと、放されたヒナは元気に水田を泳ぎ回っていた。
 2日間とも、両親と一緒に参加したという越ヶ谷小2年生の近江優花さん(7)は「田んぼにどんなガーヤちゃんが出来るのか、今から楽しみ」と笑顔で話した。
 なお、アイガモ農法とは、田植えのあと水田にアイガモのヒナを放し、稲の穂が出る8月の上旬ごろまで、アイガモが害虫や雑草をえさとして食べ、ふん肥料になり、水田に酸素を補給する効果もあるという。農薬を抑えた環境にやさしい農法である。

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