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障害者に貼り絵指導・山田さんが「しんめい」で

2010.5.24(越谷市)
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 「通所する人たちに作品を通してやりがいを感じて欲しい」と山田農久さん(春日部市在住=写真左=)は、障害をもった19歳から67歳までの23人が通う「交流センターしんめい」(越谷市神明町3丁目、横川茂センター長)のセンター長に就任した20年6月、通所者に貼り絵を指導し始めた。
 山田さんは毎回テーマに沿った構図の下絵を準備し、貼り方や位置を指導。「住んでいる越谷を好きになってほしい」ということから初めての作品は「越谷の花火」にした。1枚に何人かの手が加わりひと月で6枚の「花火」が完成した。貼り絵指導は退任後の21年度もボランティアとして続け、計2年間で「あわおどり」「お正月」など越谷の風物詩や季節を現した60枚以上の作品ができあがった。
 山下清画伯の貼り絵に感銘を受けた山田さんは、貼り絵が通所者にも何らかの可能性や手立てになればと考えた。「ひとりで行うことは難しくてもほんの少しの手助けがあれば出来るということを認めてもらえれば」と願う。
 山田さんの指導は昨年度で終了したが、貼り絵をする通所者の楽しげな様子を見ていた現センター長の横川さん=写真右=は作業で出た梱包の廃材を利用。茶色の紙をよって枝に見立て、そこに通所者が色を付けた花を貼り立体「アート」を完成。アイデアと少しの手助けで「作品」ができあがった。山田さんの思いはいま、横川さんに受け継がれている。

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