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野菜作りをプロが指導・楽農三恵園の「ヤサイクラブ」

2010.3.8(越谷市)
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 楽しみながら本格的な農業を体験してみませんか。越谷市の農業生産法人「楽農三恵園(らくのうさんけいえん)」(中島昇一代表取締役)では、野菜作りに興味のある市民によるやさしい農業体験教室「ヤサイクラブ」の会員を募る。08年から開始した新しいスタイルの「市民農業」。地元農産物の地産地消と農地の有効活用を目指す同園の新しい事業で、市内で増え続ける遊休農地の歯止めをかけ、都市型農業の活性化の足がかりにする考えだ。
 「ヤサイクラブ」は、市内で増える遊休農地(過去1年間作付けせず、今後も耕作の意志がない農地)を活用した農業体験教室。農地を農業委員会を通して借りて実施する。食の安全を考える人や農業に興味のある人を対象に同園で野菜の種や苗を用意して栽培を手ほどき。収穫の喜びを味わってもらう。
 従来の「市民農園」とは違い、同園が作付け計画と指導で、用意された種苗を指定の区画内で、収穫までの様々な農作業を体験しながら、初心者でも楽しく立派な野菜が収穫できるよう、野菜作りのプロがお手伝いする。農業を学ぶことができるのがポイントだ。
 栽培する野菜はネギ、トウモロコシ、エダマメ、カボチャ、タマネギ、ジャガイモ、レタス、ブロッコリー25種類を予定。今年4月から来年3月末まで栽培と収穫が年間通して楽しめる。耕作する畑は越谷市増森の1区画約25平方bの農地。
 参加費は1年間2万8000円(利用料、種苗代、指導料などすべて込み)。
 収穫までは、同園がきめ細かく作業などの指導を行う。栽培した野菜はすべて参加者のもの。このほかオプションとして「春のジャガイモ」「サントウサイ」なども別料金で体験できる。
 同園の統括部長、尾崎康則さん(40)は「野菜作りに興味のある人は多い。栽培の苦労、収穫の喜びを体験してもらい、農業の大切さや楽しさを味わってもらえたら。一般の方が農業を学ぶ場は限られており、本格的な農業を体験、勉強できるのが魅力です」と呼びかけている。
 近年、食の安全安心が問われ、国内の食糧自給率の低下が問題視されているにもかかわらず、越谷市内では農地と農業従事者が減少しているのが現状だ。同園の取り組みは、非農家の市民が気軽に農業に参加できることで、農地の減少に歯止めがかけられる画期的な手段になるし、新しい農業のあり方の一つになるはずだ。
 <問い合わせ>楽農三恵園TEL960・6288、ファクス960・6289、ホームページhttp://www.sankei-farm.co.jp。

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