ニュース

児童が「里神楽」を学ぶ・大沢小の郷土芸能保存会

2010.3.8(越谷市)
ニュース写真
 越谷市立大沢小学校(田部井久能校長、児童533人)の日本伝統クラブでは児童16人が在籍し、里神楽の稽古を行っている。指導するのは越谷市郷土芸能保存協会の須賀秀夫会長。須賀さんは「子どもはカンがよく覚えも早い」と次世代への文化継承に顔もほころぶ。
 今年1年かけて磨いた演目は「天孫降臨」。モドキ(ひょっとこ)と三人の天狗の神様=猿田彦命、安津女命、邇邇芸命=の掛け合いが見所だ。神楽の立ち振る舞いや振付はもちろん、鉦(かね)と太鼓の練習も欠かせない。古タイヤを太鼓に見立てて「天孫」に使われる投げやり・昇殿・本間・仁羽と4曲のリズムを練習した。日本独特な鉦と太鼓のリズムが場をもり立てる。
 4年生の時から3年間クラブに在籍した安津女役の本間理玖くんは「今までやったことのないことを覚えていくのは楽しい」、6年生になって初めてクラブに入った猿田彦役の黒田莉乃さんは「最初はお囃子というものがよくわからなかったけど、着たことのない衣装を着られるのがうれしい」と神楽の魅力を語る。
 昨年7月には八坂神社の祭礼、9月には能楽堂、昨日7日には集大成として第26回越谷市郷土芸能祭で演じた。須賀さんは「祭礼などに出し物をするのはうれしいですね」と笑みを浮かべるが、“稽古”である以上「礼儀は厳しく教えますよ」と日本が失いつつある「伝統」と「躾」の伝承を行っている。

>戻る