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越谷市展、本社賞に中島さん・闘志あふれる武道家撮影

2010.3.1(越谷市)
ニュース写真
 第10回越谷市美術展覧会の表彰式が2月20日、越谷コミュニティセンター「桐の間」で行われ、写真作品「武道家」で東武よみうり新聞社賞の中島英吉さん(63)=東越谷=ら各賞受賞者に表彰状、副賞が贈られた。
 中島さんの作品は昨年11月22日に東京体育館で行われた「第41回全日本空手道選手権大会」で撮影したもの。観客席から闘志あふれる武道家たちの表情を追った3枚組の写真。デジタルカメラで望遠レンズを使って、選手の顔のアップした表情は迫力いっぱい。「空手は真剣勝負。選手たちの心を表現したかった。会心のショットです」と中島さんは笑顔で話す。同市展では2回の奨励賞と合わせ4度目の受賞となった。
 元銀行員で現在は市内の社会福祉法人でアルバイトをしている。17歳から2眼レフのカメラで写真を始めた。社会人となり、1眼レフでの風景やスナップなどの写真を撮影していたが、40代からスポーツ写真に夢中になった。ラグビーやサッカー、野球、陸上、柔道、水泳などあらゆるスポーツ大会に出かけ、撮影している。
 スポーツ写真家の水谷章人さんに弟子入りして、スポーツ写真の基礎を学んだ本格派。コンテストにも応募し、全国スポーツ写真展大賞の受賞をはじめ、日本広告写真家協会賞などおおきな賞だけで15回ほど受賞している。「サラリーマン生活だったので、主に土日に開催しているスポーツ大会には行きやすかった。スポーツは人間のドラマが詰まっていて、飽きることがない」と中島さん。
 妻の治代さん(60)と父親の留吉さん(90)との3人暮らし。越谷生まれの越谷育ち。「特にラグビーが好き。これからもスポーツ写真にこだわって撮影していく」と職人気質の中島さんはプロ級の腕前でスポーツ会場を駆け回る日々が続きそうだ。

 越谷市展の入賞者は次の通り(敬称略)。
<日本画>▽越谷市長賞=浅香美代子「紫陽花」▽越谷市議会議長賞=須黒直司「伊根の舟屋」▽越谷市教育委員会教育長賞=吉田富士夫「青い丘」▽奨励賞=鈴木隆一「秋翁」
 <洋画>▽越谷市長賞=飯岡陸「水温」▽越谷市議会議長賞=鈴木豊子「風景」▽越谷市教育委員会教育長賞=伊藤由起子「プレリュード2010」▽越谷市文化連盟賞=馬場久枝「晩夏」▽奨励賞=戸張信彦「夜イカ釣り出船」、佐藤チヨ子「変」、加藤仁史「水辺の風景」、浜茂子「とも綱」、松田京子「牛」、長谷川英世「川岸の民家」、飯島久美子「リサイクルを待つ」、小川雅子「古都・トレド」、高橋孝「虐げられてきた都」、川原千里「記憶の造形」
 <彫刻>▽越谷市教育委員会教育長賞=笠原邦夫「裸婦F」▽奨励賞=三井涼平「脚」、大橋淳也「裸婦」
 <工芸>▽越谷市長賞=長谷川英子「古都」▽越谷市議会議長賞=溝上榮一「A tear of natural symmetricalness(自然な対称性の破れ)」▽越谷市教育長賞=川那辺久子「夢の中」▽奨励賞=土屋和彦「白帆のたそがれ」、門脇知孝「和紙染陶絽」、黒柳美智代「額韻」
 <書>▽越谷市長賞=冨岡多美「杜甫詩」▽越谷市議会議長賞=秋葉英子「百人一首」▽越谷市教育委員会教育長賞=畠山水月「漢詩」▽奨励賞=柳下智二「漢詩七言対句」、篠原英鳳「唐詩」、滝澤高風「震天動地」、畠山水月「幽州新歳作」
 <写真>▽越谷市長賞=阿部誠子「風のない日」▽越谷市議会議長賞=山口欽一「冬ざれ」▽越谷市教育委員会教育長賞=小林光江「冬の風物詩」▽東武よみうり新聞社賞=中島英吉「武道家」▽奨励賞=伊藤けい子「赤の領域」、牧宣示「星の降る山」、白鳥正之「華麗な舞」、濱野清「短角牛の闘い」、中村繁良「過疎の光景」、鈴木義憲「スノースクエア」、廿日岩圭子「生命」
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