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今年の豊作を祈る・北川崎の「オビシャ」

2010.1.25(越谷市)
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 越谷市北川崎の川崎神社で10日、今年の豊作を祈る「オビシャ」の行事が行われた。「オビシャ」は、関東地方東南部で行われている年頭の農村行事。古くは「歩射(ぶしゃ)」と言われ、弓で矢を射って、その年の豊凶を占うもの。時代が変わり、今では単なる集会にようになっているところが多い。
 この日午前10時から、川崎神社の本殿に約20人の氏子が集まり、久伊豆神社(越ヶ谷)宮司による家内安全、五穀豊穣の祈祷が執り行われ、本殿内で新旧の「年番」の氏子らがおはらいを受け、玉串の奉納や年番組へのご神体の受け渡しなどが行われた。
 その後、氏子の代表者約10人が交代で、用意した弓と矢を使い、俵に取り付けられた鶴亀と松竹梅が描かれた直径約30aの的めがけて矢を放ち、うまく的に命中するたびに歓声が上がっていた。
 弓矢は、縁起のよい「七・五・三」の数字から的から753a離れた位置から矢を放つのが慣わしだが、的に当たりやすいように、的の近くから矢を放っている。また、以前は、弓はニワトコの木に麻の弦を張り、矢はウツギの木で作っていたが、地区内で材料が手に入りにくくなってきたため、現在では、市販の弓矢を使用している。
 川崎神社氏子総代の遠藤勇市さん(73)は「皆さん頑張って矢を放ち的にみごとに当たりましたので、今年もきっと豊作になるでしょう」と話していた。

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